(153) 言葉使い

  (153) 言葉づかい 

  コミュニケーションで一番大事なのが「ことば」です。

♣ 皆さん方は、デパートの店員や銀行の職員が、どんな「言葉づかい」で お客様と接しているかを、ご存知でしょう? その人が、どんなに若い人であっても、決して「学生語」や「仲間語」を使わず、落ち着いた標準語で語りかけてくれます。ところが、パールでは、いつまでたっても「大人の会話」ができない人々があります。

♣ 言葉は「時代とともに変化する」ものです。なにも日本語だけでなく、どの国でもそうです。日本では“金田一京助さん”という国語学者が言っていました:たとえば “食べる”ことを表わすのに、奈良時代は「食う」と言っていました。それが時代の変遷とともに→「食う」(奈良)→「食べる」(平安)→「いただく」(徳川)→「召し上がる」(現代)のように変わりました。時代背景が問題なのですね。後の時代の言葉ほど「敬語」のニュアンスが含まれてきます。

♣ 職員たちが 落ち着いた敬語で語りかけて下さると、とても気持ちのよいもの。パールでも、在宅訪問時に敬語がうまく使えるようにして欲しいです。特養でも、愛情のこもった語りかけを行ってはいるけれど、もっと敬語が上手に使えるようになると さらに素敵です。どの部署でも、敬語が自然に出てくるような会話をして下さい。それを聞いていると 誇らしく思います。

♣ そこで今日は、少々お説教をします。その内容は「職員の声」に示す通りです。32名の方々が意見を述べてくださいました。基本的には「標準語をマスターしたい」と前向きでした。

♣ ある職員は「あなたの旦那さん」と会話しているのを聞き、私は「旦那さま」と言い直しなさい、と、注意しました。その職員は、半年ほど苦しみ抜き、最近 やっと「旦那さま」と言えるようになりました。つまり、コンビニでも病院でさえも「○○さま!」の時代であることに 無用な抵抗感を持たないようにしましょうね

♣ 皆さん方でも次の会話は、ごく普通を思いませんか?---- 行ってきまーす:行ってらっしゃい---- ただ今:お帰りなさい---- さあ召し上がれ:頂きまーす。会話が流れていますよね。

職員の声 

声1: 私のうっかり間違いを指導して下さい;ちょっと気を許すと「くだけた言葉」になってしまうのです(係り:先輩の言葉遣いを“盗み取る思い”で 習得して下さい)。

声2: 先輩が敬語を自然に話されるのを聞くと 気持ちがいいです(係り:習うより馴れよ、とは このことですね;私も母から自然に学びとりました)。

声3:デイ・サーイビスでは、「丁寧過ぎて 気持ちが伝わらない」とクレームをつけるご家族があります(係り:言葉の裏に“愛情”があれば、必ず伝わります)。

声4: 「親しき中にも礼儀あり」と言いますが、標準語が こんなに難しいとは困ったことです(係り: 同級生との“馴れ合い言葉”から 早く卒業しましょう)。

声5: 私は電話が掛かったとき つい「パールの○○ーーす」と言う癖が抜けませんでした(係り:ある日、とつぜん 気付きますよね;気付いたら 自分の幼さなさが恥ずかしくなります)。

声6: 人の手助けをするのが職業の私たちには、「言葉」が命であると よく分かりました(係り:テレビのアナウンサーたち;彼らも卒業するまでは、あなたとどれほども違わなかったのです)。

声7: やっと この頃、尊敬語が口から出るようになりました;地域性もありますが、美しい「山手語」をマスターしかけています(係り:あなたは 言い調子ですよ ! )。

声8: 私は相手の言葉で不愉快になった経験をしています;言葉により、その人の印象が決まります;理事長のおっしゃるように、語尾をにごさない、尊敬語と謙譲語を使い分ける;とてもよく分かりました、有難うございます(係り:秋になれば、あなたも私も区別できない兄弟姉妹になるでしょう)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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