(166) 身体拘束の問題

 (166) 身体拘束の問題   

  先日の新聞報告で 次のような記事がありました。

♣ G県のある特養(定員40名)で、二度も「指導」が入っていたのに、改善が行われず、「抜き打ち監査」で違反があったとのこと。その内容は:外から鍵を掛けて徘徊を防ぐ;ベット柵で出られないようにする;体をベルトで手すりに縛りつける200万円のお金を「代筆」で利用者の口座から引き出す、などでした。

♣ 身体拘束は 施設運営基準で「原則禁止」です。もし、安全のために「やむをえず拘束する場合」は、有資格の精神科医の指導のもと、方法や時間、理由などを記録することが義務付けられている . . . と記事にあります。

♣ パールでは、このような心配は全く「ありません」。なぜなら、すべてが「透明」だからです。でも、「他山の石」として知っておきましょう。

職員の声

声1: 「縛る・閉じ込める . . . 」など、信じられない;私は自分の死生観で仕事にいそしみたい(係り:個人の倫理観だけでなく、先輩や行政との連絡も必要です)。

声2: 私の祖母は、あばれるので 病院で拘束されていました、母は泣いていました;私も訪問介護先で、自力では動けないはずのご利用者が 制止を無視して 立ったり 外出されたりするのを どう対応すれば良いのか、いつも悩みます(係り:身体拘束の問題で 一番苦しいのは 拘束の「総論と各論」の矛盾ですね。悩むのは あなただけではありません)。

声3: 拘束に関して、抜き打ち監査があるのですね? 2回も指導され、改善で意味なかったのは「福祉の理念」がない施設なのだろう1) ;たぶん 古い施設で昔のままの感覚で運営したのだろう。

声4: 在宅で、手足をベットに縛られているケースがあり、すぐ解いてあげましたが、むくんでいました(係り:ご家族といえども、こんな処置は許されませんが、社会は認知症の恐るべき実態を広く勉強する必要があります、その対応法も)。

声5: 医療や介護職員ではなく、ご家族が自分の親を拘束している実情に接し、認知症の怖さ を振り返ります;「拘束は完全悪」ですが、何としてでも 良いケアで乗り越えたい。

声6: 拘束をしなかった結果、転倒や骨折などの事故があれば、その責任は誰が持つのでしょうか?職員数を増やせば片付く問題でしょうが、そうすると、すぐお金の問題に突き当たります(係り:自傷・他害の恐れがあるケースは 病院にてコンントロールしてもらったあと、家庭または施設でケアを続けます。「生きる」とは しょせん「社会生活をする」ということです;社会のルールの中で許容できる範囲の制限で 解決方法を見つけ出すのが原則です)。

  1) 参考:パールの「基本三理念」は ① 人間らしい生活、② その人らしい生き方、③ お互いに伝えあうぬくもり、です。
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Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

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