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(267) セ ク ハ ラ

(267)  セ ク ハ ラ   

ご家族は私(理事長)に よくお尋ねです:歳をとれば、枯れて欲しい のですけれど . . . 、と。ところが、「半枯れ」とでも言うべきか、時折、気を許せない振る舞い も見かけられます。今日はデイサービスからの報告です。

♣ 日帰りクラスの男性S.S.様(84M、要介護1)は女性ご利用者の手足に触って 女言葉で気安く語りかけますが、仲間の男性ご利用者に対しては 怒鳴り散らしています。同じく日帰りクラスの女性A.T.様(83F 要介護2)は男性職員に、所かまわず「しもねた」の話題を提供なさいます。しかし女性職員に対しては そんな話をなさいません。私たちにとってみれば、ご利用者はずっと年上のお爺様・お婆様方の会話なので、指導めいた介入が困難です。対応法についてご教示ください。

☛ < 精神科の O 先生 >:- これらの人たちは、そもそも「セクハラの性格」があり、それが認知症とともに抑制が外れて現れてきた、と見るべきであろう。どちらも「異性」に対して「しもねた」の話題をするのだから、世間では「セクハラ」と呼ぶだろう。

☛ ある女性医師は男性医師に対して ストーカーとも考えられる行為をし続けていたが、警察は相手にせず、結局、その女性医師は統合失調症で入院した。また、入院中の認知症女性を 短期入所のショートステイの男性が自分のベットに連れ込むような事件も報告される。もし このような事件が起こったら、「不注意な職員の責任」が問題となる。このような「病識のない人のセクハラ」には「責任能力を問えない」ものなのだ。また これが「治る」ことは期待できず、セクハラ防止薬もない。

☛ 介護施設で認知症セクハラへの対応は、「うまく工夫して、話題をすり換えること」、「目を皿のようにして警戒を重ねる」に尽きるのではないだろうか。

   参考: # 150 : 蛙の認知症。

職員の声

声1: 「セクハラは生まれつきの性格による」と聞き、ビックリしています(係り:85歳を過ぎると、半数が認知症になる、という現代のご時世です;長生きするのも安心できませんね)。

声2: セクハラは男女を問わずあるのですね;その上、肉体だけでなく、言葉のセクハラまで(係り:一般の人は 酒に酔うと“抑制”がはずれかけますね;認知症では“酔ってなくても”抑制が思うにまかせません)。

声3: 今のお年よりは、その昔、厳しい「しつけ」を受けた時代に育ったのでしょう? なのに「タガが外れたからセクハラ」とは納得できず、悲しいです(係り:一つは本性としての その人の素因・もう一つは老化による認知症、いずれも病気だから責めても解決しません;警戒を重ねましょう)。

声4: 事件が起きたら 職員の責任」とは驚きます。

声5: 「なになにチャン ! 」と呼ばれても、それだけではセクハラではないのですね(係り:ない、と思います;ただし、職員同士が お互いを「チャン呼び」の習癖であれば、ご利用者だけを警戒するのもヘンですよ)。

声6: 在宅介護でセクハラの危険を感じたら「握手」で代えるのが しばしば有効です。
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ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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