(424) 寝かせきり老人の話題 10篇

 (424) 寝かせきり老人の話題 10篇

皆さん方は聞いたことがあるでしょう:―― なぜ、先進国には寝たきり老人がいないのか?

♣ その理由は 胃瘻や点滴などの人工栄養で延命を図ることは 非倫理的で 虐待であると、国民みんなが認識しているから だった。だから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって点滴も胃瘻もしないし、肺炎を起こしても抗生剤の注射をせず、内服投与のみだ。

♣ 「私たちは「枕元にパンとスープを置く;それを自分で食べられなくなったら それがその方の終わりなのだ」と。欧米にも寝たきりは いなくはないが、人生が終了した人の「」を医師には見せたところで「」は回復しない と知っている。

♣ 入院に関わる莫大な治療費を払える訳もなく、医師に見せようともしない のだ ―― 日本も健康保険がない時代は そうだった。私 ☞ スエーデンでは国民の意見が一致して (a) 自食不能を生の終わりとみている; (b) 医師もムリしない (c) 莫大な公金を掛けない ―― この3点は日本とは真逆なのだ 。つまり、本人が拒否しても食べさせる;医師はムリして過剰治療をするし、介護保険は莫大な公金を提供する !!!

♣ そこで、寝たきり老人の話題を ネットで得たブロッグ 10篇 を 紹介し、私( ☞)の意見を付け加え、さらに あなた方の意見をも聞いてみたい。

= 日本は 普段 北欧に学べ と言いながら、上記の(a)(b)(c)のマネをナゼしないの? 私 ☞ 和魂洋才」という言葉が明治時代にあった―― 魂は日本人であり、行いは洋式だ、という“自己弁護”だ――「和」とは“儀礼で”やむなく行うこと、「洋」とは 西洋のマネ;日本人は点滴好き・胃瘻好きだが、6行上の 大事な (a)(b)(c) をマネるべきなのに 和魂にこだわって ナゼかマネをしない

= 日本では「寝たきり」は少ない、 寝かせきり」がほとんど なのだ。私 ☞ またもや「和洋折衷( せっちゅう ) 」という日本方式が出た ―― 親が病気になると浪花節だよ ! 」で対策を考える―― 洋式の医療を採用し、それに和式の「寝かせきり介護」を折衷( せっちゅう )する。なんと浅知恵なんだろう ! 子の親切心は 親にとって 虐待の始まりなのだ。

= 欧米って、遭難者の捜索にしても、日本のように だらだら とやらずにスパッと区切るよね ―― そういう割り切りも学ばねば。私 ☞ 何しろ、日本は「建前の国」だから、福田赳夫( たけお )元首相のダッカ事件のように、上司が「人一人の命は全地球より重い ! 」と妄言すれば その当事者能力の欠如に 下司は 泣く泣く従う

= 俺んちの爺ちゃんは、脳梗塞で倒れてから 20年間 寝かせきり だった;葬儀の時には、全員が安堵した顔をしていて 涙の一つもなかったな。私 ☞ 先日の報告会では 認知症で14年間 粘った症例があり、推定の死亡経費は 7,500万円半端じゃない額 だった。私は日本の裕福な介護経済に目を見張った。

= 健康保険に‘たかる医者’が悪い ! 私 ☞ これは「モラル・ハザード」と呼ばれ、社会全体の利益を考えずに、自分の利益だけを追求する人間の心を言い表す。そもそもは 政・官・財で行われ、ついに 医療福祉に広がっているのは残念なことだ。

= 75歳以上の医療費は全額自己負担にすれば改まるか? 私 ☞ 75歳以上だけなら「後期高齢者たち」がすねちゃう;2号保険者(40歳)以上として 世の人々に問題提起をすべきだろう。

= 諸外国の医療方針を真似ると 死亡者が増えて その病院は「殺人病院」だとか噂( うわさ )されるんだよ。私→ パールも開業初期の3年間は“決して死亡者を出すな ”とささやかれた;今は全員 自信を持ってお看取り だ。

= 死にたいと思う人は死なせてやれ、ナゼこんなこともできないのか? 私 ☞ 副総理の麻生太郎氏が同じことを述べておられた;問題は二つ:―― (A) 家族と社会がその方針をためらう、(B) 恣意的( しいてき )に逝かせると 法務省が手錠を持って 君を逮捕に来る ―― 君なら、官庁・マスコミ・家族を説得して「安楽死」を実行する医師を助けるかも?)。

(9) = 福祉予算をみると:年金60兆、医療40兆、介護10兆の垂れ流し、私の改善案は 医療費半減、介護全廃、公務員の数と給料を2/3にして天下りを全廃。生活保護は現金全廃で施設を作って全部そこに入れる:これだけで借金を減らしていけるやん私 ☞ あなた、国政選挙に当選した後 これを言って下さいよ。

= 自力で食べられなくなった時 老人は生命終了だ:これが 本来 あるべき自然の摂理なのだけどな ー; その上 これから老人死亡が2倍に増える時代なのに いつまで老人優遇に精を出し続けるのか? 私 ☞ 和魂洋才・和洋折衷の日本介護界は 欧米に遅れること100年 だ。一人の食事介助に60~120分も掛ける今のやりかたでは 日本沈没も間近い。焦眉( しょうび )の急で「寝かせきり対策」を考え、むしろ 世界に誇れる 本来の日本の介護事情をご披露したいと願う。

  職員の声  

声1:自食不能を生命の終わりと考える」、私はこれに賛成だ(係り:現状を見ると、介食期間は1~5~20年あるようだ、この長い 日本の 延命介食期間が 北欧の国々ではナイと言う)。

声2: もしスエーデン方式のように介食しないとすれば、経費はいかほど節約できるか?(係り:生存お一人につき5千万円から1億円程と推定される:根拠例 = 要介護3で20年続けば 300万円×20年 = 6千万円)。

声3: 自食不能で生命終了だから、お年寄りは医療に頼ることなく 健康寿命を延ばしてスーパー老人になって欲しい(係り:日本の要介護寿命の平均値は12年余だ;この期間を省略して 健康なままピンコロ死を遂げる事は不可能)。

声4: 寝かせておけば 本人・周囲は安心・満足なのだが . . . それに加えて“人手不足”だし(係り:寝かせきりを完全介護すると お一人 月 100万円以上掛かる;回復が期待できるなら別だが、ドブに金( きん )を捨てる結末なのに 納税者の公金を使ってフェアなのだろうか? )。

声5: 困っている人を助けるのは当たり前だが、老人優遇は終生必要なのか?(係り:Yes ! 全ての福祉行為は全く同じ因果関係に陥る ―― やり過ぎるとスエーデンのように国が滅びる . . . 納税者が倒れ利用者が肥る. . . これではいけない)。

声6: 欧米の老人対策は“厳し過ぎる ! ”;日本は「介食」するが、それは“先進国”として あるまじき事なのか?(係り:介食 結構、しかし要介護5で延命介食すると 料金は年 500万円掛かる ことをご存知かな?)。

声7: 自食出来ない人は「死んでもらう」のか? 身内の人なら生きていて欲しい;ワラにもすがる気持ちを分かって欲しい(係り:先日の報告会の女性症例は 会話もできないまま14年に亙ってご存命だったが 推定 7,500万円を必要としたと言う ―― 引くに引けなくなったのだろう。 ワラの代金に 半端じゃない公金が使われている実態を あなたはどう思う?)。

声8: 寝かせきりとは悲しい、親の人権無視にならないか?(係り:親よりも 自分の悲しい気持ちを紛( まぎ )らわそうとするから「寝かせる」のだ;親の天命を優先するなら「自然に逝く」ことの邪魔立てをしないハズ。親は子を育てるために自分の命をけずり死ぬのが天然の生命のあり方だ;親を生かすために子が死ぬ思いの自己犠牲をするのは、生命進化の道筋に反する。人生 50年 の時代なら“親をとる”;人生 100年 の現代なら〝子の命をとるべき” ー そうしないと 社会が衰亡する)。

声9: 日本人は 「生と死」を論じる機会が少ない から「食べられない → 死が近い → 可哀そう → ムリにでも食べさせる → 胃瘻も」という流れが出来たのでは?また 親離れができていない40・50代子供っぽい大人「情 = 建前」を正しいと思って実行するのでは? (係り: 公金でなく「私費」で行えば、日本も 直ちに「欧米風」になること 間違いなし。親の天命を真面目に受け入れよう ! )。
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Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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