FC2ブログ

(7) 観察と予測

介護保険は「ヒトは長生きすべし」という「公理」に従っています。公理とは、論証がなくても自明の真理を指します。現場に携わっている皆さんがたは、この「公理」にさまざまな疑問をお持ちではないでしょうか? それは、「真理」と「真実」は少し違うからです。つまり、大海原の水平線が直線ではなく、少し曲がっているのと同じように、介護保険の「公理」も、より現実的な「生命の観察」によって真実を解釈し直す必要があるように思うのです。

♣ ヒトは「遺伝子の働き」によって生きています。ヒトの長生きとは、遺伝子に書き込まれている情報のギリギリの限界を生きることであって、それ以上のものではありません。ギリギリの限界とは何でしょうか? それは、観察によってのみ得られる新事実から導かれる限界だと思います。だから、ヒトをよく観察することは大事です。あなたが観察すればするほど、真実はあなたに近づいてくるでしょう。そして、その結果により「予測」を立てねばなりません。

♣ 最近の職員皆さまがたの事例に関してコメントをします。
 ○「普通!」という記載をしてはいけない。きちんと観察した内容を伝えること。
 ○ ご利用者を観察していて、「へんだな?」という「虫の知らせ」に耳を傾ける。
 ○ 研修会で「よかった」とは、「どこが・どのように」よかったのか、明確に記載する こと。「勉強になった」もダメです。どこが・どう勉強になったの?
 ○ 「ヒヤリハット・レポート」を毎月一回、必ず提出する心がけが大切!

職員の声

声1: 観察と予測は「安全管理」の基礎だと思います、またそれの「言語化」は(レポートを書くこと)、その人の感性を如実に表します。

声2:ヒヤリハット・レポートを「長くダラダラ書く自分を戒めます。

声3:観察を十分にすれば、おのずと「鑑別」の姿勢が生まれ、「虫の知らせ」が自分の心に現れてきます。

声4:レポートは「簡・明・美」を旨とするとのこと、「観察の言語化」に努力をします(係り:昔のケアは善意の行動がありさえすればOKでした、今の介護は「観察と行為の言語化」が強く求められています—— 「カン・メイ・ビ」「ゲンゴカ」と唱えて下さい!)。

プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

最新記事
全ての記事一覧
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
QRコード
QR