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(9) 言語化と数量化

 ガリレオ・ガリレイは400年まえ、自作の望遠鏡で木星(もくせい)を観察し、四つの衛星が親星を回っていることを確認、コペルニクスの「地動説」の傍証を得ました。これを公表したため、彼はローマ法皇から破門を言い渡され、さびしく死にました。それから400年後、現法皇は、死んだガリレオに謝り、破門を解きました。時間的にスケールの大きい事件でしたね。彼は、こんな主張もしています:測定できるものは測定せよ、測定できないものは、測定できるようにした後、測定せよ、と。

♣ ガリレオと同時代、フランスのルネ・デカルトは徹底的な「懐疑主義の哲学」を唱え、人が思考するに当たって「先人の教えを、まず疑ってかかれ」と呼びかけました。思考体系を「建築物」にたとえると、基礎が磐石の安定でなければ「砂上楼閣」になるからです。彼は「自分自身の感覚」さえも疑いました。感覚というものは、くるくる変わって、当てにならないからです。そして、ついに「我思う、ゆえに我有り」という、有名な真理にたどり着きました。彼は同時に、ガリレオに学び、「思考の断片」さえも、きちんと測定し、矛盾のない真理体系を築きあげました。

♣ 私たちは「介護」の世界に住んでいます。この世界にも圧倒的な情報が満ち溢れています。ガリレオやデカルトの言うように、情報は、まず「言語化」しなければなりません。また、同時に「数量化」せねばなりません。職員によって、得手・不得手はあるでしょうが、物事の「言語化・数量化の大事さ」を歴史に学び、現実に応用してゆきたいと思います。

職員の声

声1: 「すぐ来てください、大変です!」は正しい電話ではないのですね、「xxさんの意識レベルが200です . . . 」が数量化した正しいコールなのですね。

声2: 他人の報告を「鵜呑み」にせず、また、たて込んだ話の様子を、一応疑ってみる姿勢が「真実」に近づく道なのですね。

声3: 仕事は、言われるままにするのではなく、自分で考えながらすることが必要、と感じています。

声4:オロオロしながら、とりとめのない報告書を書くと、言語化・数量化の不足したレポートとなります。書く前に「要点は三つに絞り、カン・メイ・ビと唱えます」という工夫をします {安全管理 (7)の教え}。

意識レベルの呼び方

一桁 二桁 三桁
自分で覚醒 刺激で覚醒 無覚醒
1 今ひとつ 10 呼名開眼 100 指曲げ 払いのけ
2 人の名が分からぬ 20 揺さぶり開眼 200 指曲げ 顔しかめ
3 自分の名が分からぬ 30 つねり開眼 300 無反応
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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