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(132) 命 : 魔法と現実の相違

  (131) 命:魔法と現実の相違   

  皆さん方、このたびの原発事故、報道の仕方で頭の中がおかしくなりませんか?

♣ 人体が受ける放射能の単位は、せっかく“シーベルト"(人の名前 Sv)で なんとなく分かったつもりでしたが、 “ベクレル”(人の名前 Bq)も報道され 混乱します。放射能はラジウムなどが崩壊する時に発生する「原子核・電子・ガンマ線」の三成分から成りますが、人の遺伝子に害を与えるガンマ線で考えます。目に見える光の波長が短くなると紫外線、さらに短くなるとレントゲン線、一番短くなるとガンマ線です。これは電磁波ですから、目に見える「光」にたとえてみましょう。

目に見える明るさはルックスと言いますね。月明かりは暗いし(1ルックス)、事務室は明るいですね(1,000ルックス)。人間の肌は、日光浴でご存知の通り、強い太陽光に 長く当たると真っ黒に日焼けします。放射線の強さを表わすシーベルトも同じ で、数値が大きいと 遺伝子にとって危険なので、国際的に上限が定められ「一年で1ミリ・シーベルト」とされています。

♣ これに対して、光を発する電球そのものの力は、ふつうワットで表わしますよね;たとえば100ワットの電球、500ワットの電子レンジなどと言います。100ワットの電灯は 手元では明るいけれど、遠くでは暗いです。太陽は巨大な放射能の塊ですが、ワットではなく、巨大なベクレル と呼ぶことができます。でも太陽は遠い所にあるから、地球にいる私たちの手元では、ほどよい明るさ、つまり ほどよいシーベルトになる、と理解すれば良いでしょう。

♣ 放射線は危険ですから、明るさのシーベルトは、国際的に「一年に 1ミリ・シーベルト以内」と定められています。今、表現法が混乱しています。一年ではなく一時間当たりの量は、割り算をすると、1mm Sv÷365日÷24時間 ≒ 0.1 μSv / 時、つまり、初期に報告された福島の20μSv / 時 がいかに巨大だったかが分かります(200倍)。

♣ 大学の物理の先生がた、ミリ・マイクロ・時間を混同して不当に安心感を植え付けています。放射線被曝の治療で苦労した臨床医師を呼んで 意見を聞いて下さい。テレビで見る東電・保安院・政治家の発言は すべて自己保身的で 言い訳がましかったです。彼らの安心の魔法にかかっては いけません。このため、3月31日、フランスからサルコジ大統領が心配して管総理に会いにやってきました。放射線障害は1年後・5年後を占わねばなりません。だから、あなたが安心するためには、自分で計算して “ 0.1 μSv / 時 ” 以内であることを確認しましょう。

♣ 次にホウレンソウや牛乳摂取の問題ですが、体内に入った放射線体(ベクレル)は あなたの遺伝子を直接に傷つけ、それは食べたベクレルの量に比例します。ベクレルの許容量は「54,000ベクレル / 年」です。ご注意を ! 54,000ベクレルを一時間当たりに換算すると、54,000ベクレル÷365日÷24時間 ≒ 6.2ベクレル / 時となります。新聞・テレビが うさん臭いことをしゃべっていれば、ご自分で計算して下さい。怖れ過ぎ不安の魔法にかかってはいけません。

♣ さて、問題を「年金の不安」に広げて考えましょう。すでに 先回の安全管理で述べましたように、職員の多くの方々は、50年後には介護保険と年金のお世話になります。介護保険に関しては、あなたは 後輩の若い4人で守られます。年金のほうは どうでしょうか?

♣ 今の年金は「積み立て貯金方式」ですね。たとえば こうです:あなたは今、250万円でお米100俵を買う ことができます。買う代わりに250万円を年金積立にしたとします。あなたが還暦を迎えた頃、その250万円は少々の利子がついて、あなたに戻って来るでしょう。でも、お米の値段は たぶん 4倍以上に上がっているから、そのお金では お米を20俵も買えない でしょう。

♣ 貰う年金の意味も同じです。つまり年金の「積み立て貯金方式」は 物価上昇に追い付きませんから、年金は やむを得ず「今の若者から 今の老人へ直接移転方式」でないと機能しないのです。機能するためには、老人一人を若者4人が支え続ける必要があります。それを不当と思うなら、要介護3-4-5をカットするか、子を産まない男女に重課税しますか?さもなくば、制度は やがて崩壊しちゃうでしょう。人生における“魔法と現実の相違”を噛みしめましょう。
     参考:パールの安全管理 # 119 : お一人を4人で守る。

職員の声

声1: テレビから目が離せませんが、シーベルトなどの「単位」が分からず、みんな私みたいに 分からずに聞いているのですね;分かるように説明すべき です(係り:だ !)。

声2: 私が小学生のころ、一時間は何秒?1キロメートルは何ミリ?という問題がありました;テレビは誰に向かって解説しているのですか?係り: 物理博士に向かって でしょう)。

声3: 状況の説明や計測データがコロコロ変わり、世界は日本への不信感を強めています(係り:イギリスからは“尊敬すべき日本の政治が危ない”とエールの声が発せられています。フランスからは管総理を激励すべくサルコジ大統領が3月31日に来日、テレビ会見をしました)。

声4: 政府の方針は「原発は絶対安全 だから信頼せよ !」でした;しかし「今は想定外 だから しようがナイ!!」と言い、野菜の出荷制限をする;厨房の私としてどうすればよいのか?

声5: 枝野官房長官は「大丈夫 !」と言いますが、欧米・中国の在日外国人たちは群れをなして母国に連れ戻されています;日本人だけが「極楽トンボ」なのでしょうか?

声6: 東京のホテルから欧米人は全部避難しています;中国からの旅行者のキャンセルで九州の旅館は泣いています;政府がこの事態を国民に説明しないのはナゼですか?

声7: 保安院は「さしあたり心配ない」と発言していますが、甲状腺癌の発生は3年後ですよ !!;あまりにも場当たり的なコメントです。

声8: 私は「安心の魔法にかからない派」でしたが、ミルクに気が付きませんでした;明日からやめます(係り:牛が食べた草、その草に多量の放射能がくっついています;その放射能を濃縮したものが牛乳です;チェルノブイリ事故で学びました)。

声9: 年金は昭和60年代の終身雇用時代の産物です;それ以来 給料はあまり変わらず、物価だけ上がります;まことに「魔法にかけられた」けしからぬ制度です(係り:役人関係は これで潤っているようです、ますます けしからぬ ! )。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

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