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(137) 女たちよ、大志を抱け!

 (137) 女たちよ、大志を抱け !

  オヤ? この表題は「少年よ、大志を抱け! 」ではないの? 間違いじゃないの?と思いますね。いや、時代が変わったのです。「少年よ !」と語れば、「少女たち」からクレームがくるご時勢になったのです。確かに今 “ Boys, be ambitious ! ”という 男への励ましの言葉を聞けば、“片手落ちの感あり ! ”ですよね。少なくとも “Boys and girls, be ambitious ! ” と言い替えなければなりません。

♣ そもそも「大志を抱け !」のフレーズは1876年(明治9年)にさかのぼります。日本の開国後9年目、北海道の開拓は進み、札幌農学校へウイリアム・クラーク博士がアメリカから招かれて着任しました。わずか8ヶ月の任期でしたが、燃え上がる機運の学生たちの尊敬を受け、去るにあたって “ Boys, be ambitious ! ” という 有名なフレーズを残しました。これは「大きな志を持って社会に飛び出よ!」という意味です。以後百年余、このフレーズは若者たちを鼓舞し続けて来ました。当時の学生たちのうち、新渡戸稲造にとべ いなぞう)は今 5千円札の顔になっていますし、内村鑑三うちむら かんぞう)は文学者・聖書学者として知られています。

♣ ところが、あれから一世紀たった1989年のバブル崩壊前後、時代はすっかり変わりました。少年たちが「大志」に無関心になったのです ! 男の子は 元来 女の子に興味を示すものですが、若い男たちは 恋愛や セックスに消極的;以前に大流行した「結婚・新居・マイカー」にも とんと無頓着;気に入らない就職先は断って「ニート」;挑戦することは嫌いで、外国留学生も大激減;この有様に対して2008年にはついに草食系男子というアダナがつきました。しかし彼らは「人畜無害」ではなく、犯罪に関しては活発なようです。何という不名誉なことでしょう ! 

♣ 前回の安全管理「日本病でも言及しましたが、日本の社会が閉塞状態になっている原因は多数あるのでしょうが、一般に、中年の男「名誉・地位・お金」に目がくらみ、系列の上司に弱く、部下に高圧的;今回の東日本大震災の原発の後始末はどうだったでしょうか? 事故の全体像や将来像を把握せず、発言は保身的でトンチンカン。がんらい 放射能はキュリー夫人によって100年前に発見された宝です;ナゼ女たちの発言が抑えられたのですか?

♣ 他方、若い男は中年男に負けず劣らず、「冒険をせず、自分だけの内に篭もり、人のために働くことをしない」という、日本の美風を捨てた心の姿勢が一番 問題です。先月に起こった「京大入試事件」のように、自分さえ良ければ アットと驚くようなI.T. 詐欺を働く少年 ! 3歳の女の子の首を絞めて、遺体をリュックサックで運び捨てる男 ! ….人物の大きさが まるで見えません ! またアメリカでも、男たちは 「物作り」に興味を失い、「以後、法律と金融で国力を維持する」と放言しています。しかし、“お金万能”だけに熱を入れる男たちの姿勢に 世界の人々はウンザリしています。

♣ これらに比べ、痛ましい事件でしたが、2月22日のニュージーランドの地震災害で、女の子たち多数が外国で勉学にいそしんでいた様子が分かり、意外にさえ感じられました。医療・看護や介護の世界は 女たちの大事な働き場です。女は元気です、決して草食系女子ではありません。私は考えます:科学や知識の発展は 元来“金のためではなく、人々の福祉・幸福のため”にあるのではないか、と。幸いに 政治・行政・経済の分野で、まだ女性が進出するスペースも人材も沢山残されています。女は出て行きましょう ! 150年前の クリミア戦争における“ナイチンゲール”を想像して下さい。男だけの無茶な戦争ごっこの中で ひときわ姿が優れていたのがナイチンゲールだったのです。100年前 ノーベル賞のキュリー夫人も指し招いています。先月末には原発事故を応援するためにフランスから原子力開発社のCEO “アンヌ・ロベルジャン夫人”も来日しました。

♣ 日本の女性たちよ、悔しくはありませんか? 私の本心は、男にしっかりして欲しい。男に強い生き方・智識・技術を育てて欲しい。女はそれを見て、女の持てる力の3倍もの力を発揮することでしょう。

♣ そこで 私は新しい発想で行きたいです。介護の世界でも、どの世界でも、私は “ Girls, and boys, be ambitious ! Be ambitious, again ! ” と 高らかに叫びます。意気地無し男たちは力を発揮して欲しい。そういう男子を女の母は育てましょう。     

  参考: パールの安全管理 # 116 : 日本病。

職員の声 

声1: 変な草食系の男たちと我々を ひとくくりに混同してもらうと困る;温かく見守ってもらえば、男たちは無事に生きて行けます係り:国内ではそれが通用しますが、問題は国際での通用です;欧米の男たちは鋭く生きていますよ)。

声2: ナゼ 男たちは近年「消極的な草食系」になったのですか?日本のどこが悪くなったのでしょうか?(係り:男は がんらい 群れを守るために外に出て闘って死んだ のです、女は群れの中で子を産み 群れを繁栄させました — 福祉が進むと 男のする仕事が減ります;東日本大震災の発生で 案外生き返るかも知れません)。

声3: 科学や知識は「お金のためにあるのではなく、人々の幸福のためにある」という考えに大賛成です。

声4: 男女の区別も無い職業の連立時代に「ニート」とはもったいないです(係り:ニートとは1999年のイギリスが言い出しっぺの言葉で “Not in Education, Employment or Training”の頭文字を取った NEET です(教育・労働・職業訓練のいずれにも参加していない状態);昔ならヤワな男は叩き出されたでしょう)。

声5: 草食系男性の理由の一つは「母親の過剰保護」です → いたずらを許さない、優しくあれ! としつける、競争を嫌う、男は家事手伝いをするな → などで 男の子を「去勢」します(係り:今度の大震災で自らボランティアの芽が出て、活力も出てきたよう ですよ)。

声6: 男女に関係なく、「良い仕事をすれば良い !」と認める環境造りが必要です;ダメ男と言わず、癒す必要もある と思います;つまり Boys and girls, be ambitious!
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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