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(163) 声を出して笑う

 (163) 声を出して笑う  

 「箸が転んでも笑いこける」のは うら若い女性特有の現象であり、高齢者では、そうそう たやすく笑顔を見せては頂けません。パール特養の入所者で見ると、NAさん(91F)は笑顔が良いですね。しかし、他の高齢者は「声を出して笑う」ことがほとんど ありません。

♣ 「笑い」は、喜びの感情と繋がっている“副交感神経反射”によって起こります。先回の安全管理でお話ししましたように、「人間の脳は二階建て」になっており、一階部分は「動物脳」、二階部分は「人間脳」です。「笑い」は「動物脳」がリラックスし、「人間脳」が「おかしさ」を感じたときに発生します

認知症になると、「人間脳」で「おかしさ」を感じることができなくなり、「笑い」がわからなくなるのです。猿や犬・猫は「喜び」を感じるようですが、「声をだして笑う」ことはありません。まして「蛙」は笑いません。皆さん方、日常のケアを通じ、ご利用者が「どの程度 お笑いになるか」を観察すると、「動物脳と人間脳のバランス」が理解できます。

♣ ちなみに、「日本笑い学会」という学会活動があり(本部:大阪)、それによると、声を出して笑えば、血液の免疫リンパ球がふえ、高齢者に不足がちな免疫力が活性化されると言います。「声を出して笑えば」ストレス発散にも役立ちますね。

  参考:パールの安全管理 # 150 : 蛙の認知症。

職員の声

声1:お年寄りは声を出して笑えなくなるって、なるほど 驚きです !

声2:パールの特養は 運営の都合上 2階 = 要介護度の低い方に、3階 = 要介護度の高い方にして住み分けて頂いております。2階の方々は 笑顔が多く、テレビを見ても 声を出してどよめく雰囲気が見られ、3階とは対比的です。

声3:気分にムラのある高齢者でも、私が笑うと 相手もついて笑うことがあります。

声4:私の知り合いの会社の社長さん、昨年末の忘年会で 社員たちが工夫した「お笑劇」を前の席で熱心に見ておられましたが、「ちっとも おかしくない ! 」と不機嫌でした。二か月後、彼は「正常圧水頭症」の手術を受けられました(係り:水頭症の特徴は「痴呆、物忘れ、意欲低下」などですね;と言うより「おかしさ」が分からなくなるのが大きい特徴です)。

声5:在宅介護でも「笑い声」を聞くと、やり甲斐を感じます、もっと笑ってもらえるように努めます(係り: 「笑うとボケない;笑う門には福来る」など、介護にとって「笑い」はとても大事な雰囲気要素ですね)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

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