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(245) 冷静な頭脳 と 暖かい心

 (245) 冷静な頭脳 暖かい心 

 「冷静な頭脳 で 暖かい心」は、文字を見ただけで意味が通じます。この言葉の「言い出しっぺ」はイギリスの経済学者・アルフレッド・マーシャルです(1885)。当時のイギリスの政治・経済的困難を克服するため、学生たちへの講義で述べたものです。しかし、この言葉は政治・経済に限らず、あらゆる分野で引用されました。今日は、この言葉をパールの活動で解釈してみましょう。

♣ 「冷静」とは何? 物事を落ち着いて正しく判断することですね。正しく判断するためには、知識と経験が必要です。今日のようなパールの研修会では、先輩や同輩の知恵と経験がたくさん発表されます。お互い同士の情報が交換されます。こうして「冷静」の基本柱が一本ずつ打ち込まれます。

♣ 次に「暖かい心」とは何?親が子を思う心、子が親を思う心でしょうか? 最近の日本社会の中での出来事は、マネーゲームやモンスターなど、「冷静な頭脳」を持っているようでありながら、「暖かい心」を持っているとは言いにくいエゴイズムが流行しているようです。会話の総論で「暖かい心」に賛成な人でも、各論では自分の利益を優先するエゴに走ります。「建前と本音」が しばしば 泣き別れ ます。

♣ 高齢者ケアを仕事とする福祉の実際では、 「建前」は 誰でも立派な事を思いつきますが、困難な実務に突き当たると、「冷静な頭脳 で 暖かい心」が萎えてしまうことがあり、各論で悩みます

♣ 私は「暖かい」の根源は、あえて「三つのC」に要約されると思います。三つのCとは:- ① Cure(ときに治す)、 ② Care(しばしば支える)、そして③ Console(つねに慰める)。このことは以前にも申し上げたことがあります

♣ 介護福祉の現場に従事している私たちは、机の上の理論より「人生の実態」をよく知っています。生命は「卵子の受精から始まり、老後の生命終焉」で終わります現在の医療は人生の最初期(受精)と人生の最終期(終焉)には有効でありません。つまり、妊娠に関わる進歩(社会問題?)と“高度要介護時期の遠慮がましい医療”については 社会のコンセンサスが得られていないのです。そこで、私たちは「冷静な頭脳」で高齢者の「いのち」そのものを直接見つめて、「暖かい心」で この人々を守り抜きたい と思います。

    参考: パールの安全管理  #70 : 生命基本法—三つのC。

職員の声

声1: 「冷静な頭脳」「暖かい心」、この表題は素敵です;私の目指すソシャル・ワーカー像 そのものです。

声2: 私はナースとして、常に自分自身に言い聞かせている言葉でした。

声3: 私はいつも焦ってしまい、「冷静な頭脳」に欠けます;「暖かい心」は持っているはずですが、成長して行きたいです

声4: 在宅サービスでは自分で全てを判断せねばならず、難しいことばかりですが、すごく勉強になりました。

声5: このテーマは 私にとって最大の課題です;毎週の研修会に出席し「知恵と経験の杭」を自分に打ち続けたい。

声6: 私は自分の姿勢を次のように配分しています(冷静な頭脳:30%、暖かい心:80%)。

声7: 結論としての「三つのC」が印象的でした:Cure, Care, Console
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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