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(27) 金子みすずの世界

              ~~ 木 ~~

          お花が散って 実がうれて、
             その実が落ちて 葉が落ちて、
          それから芽が出て 花が咲く。
            そうして 何べん回ったら、
          この木は ご用がすむのかしら


  謡作家 金子みすず さんは、私の父と同年の1903年、山口県 仙崎村で生まれました(父は近くの萩市で)。彼女は21歳から童謡を書き始め、当時の中央歌壇で活躍していた西條八十(さいじょう・やそ)に見出され、独特の才能を発揮し、世に知られるようになりました。約600編の作品を残し、残念なことに 26歳でなくなりました。

私が選んだこの詩は「木のご用って何だろう?」と思わせてくれます。私も歳をとりました、「パールで働く私の「ご用」、パールがお世話している多くのご利用者の「ご用」って、何だろう?と考えたりします。

              ~~ わたし と 小鳥 と 鈴と ~~

          わたしが両手を広げても お空は ちっとも飛べないが
             飛べる小鳥はわたしのように 地べたを速く走れない
          わたしが体をゆすっても きれいな音は出ないけれど
             あの鳴る鈴はわたしのように たくさんの歌は知らないよ
          鈴と小鳥と それからわたし
             みんな違って みんないい


  私たちは みんな、それぞれ「得意なところ」が違いますね。でも「ご用」をするために、各個人が能力・視野を広げ、なるべく「資格」を取得したりして自分を磨きますが、それぞれ各人の対応力は異なります。そして、各個人能力の違いは、互いに相乗効果をもたらしています。金子みすず さんは、100年もまえに「みんな違って みんないい」と言っています。ジーンときます。

職員の声

声1: パールの研修で「詩の勉強」をするとは思ってもみませんでした;私も金子みすずは 大好きな詩人でした;率直で、生きることの本質と自己を見つめて創作する世界観が好きです。

声2: この詩は人生そのものだ、と感じました;辛いことがあっても、いつかは報われます。

声3: 「何べん回ったら この木は ご用がすむのかしら」 . . . 私もパールで働く自分の「ご用」が見つかるよう努力して行きたい。

声4: 心がなごみます;「みんな違って、みんないい」というフレーズが印象的でした。

声5: 今の人たちは「他人と同じでないと不安・不満がある」ようです、このフレーズに学びました(係り:私も2010年5月、久しぶりに 仙崎町の「金子みすずの家」を訪れてみました;詩のイメージとおりの 涼しく暖かい雰囲気を楽しみました)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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