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(276) 福祉 は 仁術

(276) 福祉は「仁術」 (じんじゅつ) 
 
 皆様方は、時に「医は仁術1) という言葉を耳にすることがあるでしょう。この言葉は700年ほど前、中国で言われ始めた言葉です。日本でも300年まえ、貝原益軒かいばら えっけん)の「養生訓2) に出ています。

♣ 「仁術」とは何?それは「人命を救う博愛の道である」と、広辞苑に記載されています。

♣ 仁術の問題は近年、欧米でも たびたび問題にされ、古代の「ヒポクラテスの誓い3) だけでは処理しきれず、「医の国際倫理・ ジュネーブ宣言」として、1948年に採択されました。その内容は4点に集約されます: 最高水準の技術を維持、利益に影響されてはならぬ 人権を尊重、秘密を守る。

♣ 皆様方はどう思われますか?これら4項目は 一般の「福祉活動」でも通用する内容ですね。つまり「福祉は仁術」と言えるでしょう。

♣ しかし、一つ、問題点があります。「医」と言うとき、それは「医師」を指すのか「医療体系」のことか、判然としません。もし「医療体系」がボランティアで運営されるべき、と言うなら、それは困難です——医療は多数の職種の人々で行なわれているからです。福祉でも事情は全く同じです。福祉も仁術ではあるけれど、「福祉体系」に対して仁術を求めることは現実的ではないでしょう。特に ②の項目(利益 → 収入 → 給料)は何と微妙なことでしょう !

♣ それにしても、これら4項目は、基本的にパールで実行されている内容です。私たちはそれを誇りに思っています

  参考: 1) 「医は仁術」の英語 = Medicine is caring art.” (医はケアの芸術である)。パールの安全管理 : 2) # 98 : 貝原益軒と健康。3) # 208 : ヒポクラテスと人権。

職員の声

声1: 「医の仁術」は「福祉の仁術」に繋がります、信用・信頼・技術に励みます。

声2:
こんな発想に驚きました;誇りを持って仕事に当たりたいです。

声3: 「医は仁術」をもじって「医は算術」と言われたことがあります;福祉でも「福祉は算術」と言う意識を持たなければ ドロップ・アウトになります(係り:まったくですね)。

声4: ボランティアだけの福祉活動は持続性の点でムリがあります;業務と給料の関係は大事であり微妙ですが、自分たちの生活は維持せねばなりません(係り:豊かで暇な人々なら 一時的な“慈愛行為”が可能ですが、継続的な高齢者福祉は いまや社会の中で 欠く事のできない 重要部分となっています)。

声5: 私は全員が「営業意識」を持つべき だと考えます。

声6: ジュネーブ宣言の4点に賛成、パールはすでに実行していますよね。

声7:
Medicine is “caring art.”とは どういうことでしょうか?(係り:ケアという英語は非常に多くの意味を持っています;ここでは「医療は心配りの芸術」と訳しましょう;我々のケアも「芸術」です;Artと言っても、単に日本語の「芸術」ではなく、Liberal Art(一般教養)の”Art”ですね)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

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