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(284) 角(つの)を 突き合わさず

  (284) 角(つの)を突き合わさず  

 私は、作家・武者小路実篤むしゃのこうじ さねあつ)のお人柄と よくマッチしている一幅(いっぷく)の絵をみるのが好きです。そこには茄子と里芋の 素朴なスケッチがあり、ひと筆 添えてあります —— 「仲良きことは 美しき哉—— 実篤」。静かで素敵な雰囲気をかもし出しています。

♣ ふと、現実に戻り、周りを眺めると 心痛む事実に直面します。世界のあの国・この国は同盟したり 戦争したり . . .「角を突き合わせて」います;その理由を知ると みんな「訳有り」なのですね。努力して、仲良くできないものか? を案じます。二つの例を挙げてみます。

イギリスとの関係: -イギリスの対中国・ アヘン戦争(1840年)は、いずれ 幕末の日本に飛び火するのは明らかでした。日本では、島津久光の大名行列の行く手を イギリス人の乗馬者3人がさえぎり、怒った薩摩藩士が彼らを殺傷し、イギリスから莫大な賠償金が請求されました(生麦事件、1862年)。イギリス軍艦7隻は薩摩藩と大砲合戦を演じ、薩摩は再び敗れました !薩英戦争)。

♣ ところが、その40年後、日本はイギリスと同盟を結びます(1902年)。このおかげもあって 日本は日露戦争に勝利しますが (1904年)、その また40年後、日本はイギリスの新鋭戦艦2隻を航空戦で撃沈し、「鬼畜米英 ! 」という標語のもとに戦争を始めました(1941年)。それから40年、英首相サッチャーは イギリスでは60歳以上は 「透析をしない」 と宣言し、日本を驚かせました。

♣ それにしても、ナゼ 日英は このように 40年おきに「角を突き合わせたのでしょうか?どちらの側にも、その時々の「理」があったのでしょうね。イギリスに限らず国際関係・近隣関係とは「雨・晴れ色々」で、「仲良きことは 美しき哉」の維持は困難を伴います。

 次に  「産業の発展と私たち」 - ご存知、日本の産業は一次(農林漁業)、維新後 二次(製造業)続いて 三次(流通・サービス業)が発展しました。容易に理解されるように、産業の発展は貿易を介して 他国と「角を突き合わす」ことになり、現在もそうです。そして、困ったことに 今「第四次産業」という変な「産業」が 世界を徘徊し始め、騙し 騙されで 天地がひっくり返ります。

♣ 諸産業は 一般に すべて出揃うまでに何十~何百年の時間経過が必要です。ところが、この「第四次産業」ばかりは「机と電話」さえあれば、瞬時にして始めることができます;それは「電子金融産業」と呼ばれます。その萌芽(ほうが)はコンピュータ開発のニクソン・ショック頃で(1973年)、世界中のお金が 指一本で瞬時にして動く ようになりました。ロシアの崩壊(1991年)、ホリエモン事件・リーマン・ショック(2008年)および、最近のEUの沈滞・AIJ年金大損失・日本の膨大な内部借金など、みな この電子金融と関係があり、いずれも 自分が得をするために「角を突き合わせています。

♣ 一つの産業が伸びることで 他の産業が衰える結果になる、これは過去に 何度もありました——ただし、そのためには 何十年も掛かりました。最近は 能力がある人、生き馬の目を抜き取れる人は「働かないで お金を儲けることが大好き」です。そして このたびの電子産業や その基になる「東電」などは一瞬にして値上げを決め、地道に働く人からお金を抜き取ります。「角を突き合わせる暇」もない時代になり、介護にも多大の影響が及びます。

♣ みんな、お金で騙されないよう、気をつけてください。そして皆さん、私たちは堅実に働きましょう。だって 介護の世界では「仲良きことは 美しき哉」が一番 幸せです。年度始めに当たって、人々が「角を突き合わさず」、まじめに働き暮らすことを願ってやみません。

職員の声

声1:仲良きことは 美しき哉 —— 実篤」は 今の時代に必須です;私はお年寄りが穏やかな余生を送るための“架け橋”になりたいです。

声 2: 日英関係は40年おきに「角を突き合わせていた」とは気づかなかったです;つまり、今の平和だって また崩れるのでしょうか?(係り:歴史は繰り返される」と言います;努力が必要)。

声3: 相手が突っかかって来る殺伐(さつばつ)な時代であっても「仲良きことは 美しき哉」で進んで行きたいです(係り:北の国は 4月4日の時点で、まだミサイルを撃ち込んでいない けれど、仲良くするって 難しいなー)。

声4:そもそも、産業とは「汗水流して働くこと ではありませんか?電子マネー産業は「働かずして大儲け」;お金は嬉しいけれど、私は「意味が無い」と思う(係り:ホリエモンをご存知ですか?お金は 命よりも、名誉よりも、あらゆるモノに先立つものでした)。

声5:リーマンショックの名前は私の記憶に残っています(係り:アメリカの“リーマン兄弟”は、支払い不能な貧乏な人たちに“親切を装って”借金させ、自分たちは大儲け、世界中には大損をさせた事件でした)。

声6:働かないでお金を儲ける」—— 誰だって そうしたい;けど働かない人が増えたら、国は滅びるよ !!

声7:お金でお金を儲けるのは「仕事とは言わない、詐欺だ !! 」(係り:国も産業も「相手から より多くのモノを奪おう」とする姿勢があり、それが争いを招きます、特に電子マネーは便利ながら、人の心を麻痺させます)。

声8:介護を含めて「働く」とは 傍(そば)の人を楽(らく)させることです;体を動かす、それが「労働」と言う文字であり、それこそ  「仲良き幸せ」の根源であると信じます。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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