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(305) 忘れつ 覚えつ 育ちつつ

 (305) 忘れつ 覚えつ 育ちつつ  

 新年度は始まったばかりです。新しく入社された方や、また もう何年もパールに馴染んだ方なら なおさら、「忘れつ 覚えつ 育ちつつ」することの大事さを振り返ってみましょう。

♣ 私たちは、仕事や物事を覚えて行きますが、同時に忘れてしまいます。新しい知識は、繰り返し「入力・出力」をしなければ 脳に定着しません。「脳のつくり」がそうさせているのです。そこで私は、自分の経験と学習の中から「七回忘れよ ! 」という経験則をお伝えします。

♣ 新しく聞く言葉は、口に出して読んでください(音読)、そして忘れてください。これを今後、七回 繰り返しましょう。そして、八回目の記憶を“早く”迎えましょう。もし、八回目の記憶も忘れたのなら、あなたは初めて「バカ ! 」と言われるでしょう。

♣ つまり、新しい知識は「音読する」ことにより、脳の中に 確かな「道」が付けられます。その道は、やがて消えてしまいますから、頃合いを見計らって 二回目の「音読」をし、さっきの道を もっとしっかり付け直します。あいだに日を置いて、これを七回 繰り返すと、脳の中の記憶の道は しっかりと定着します。記憶のコツは 「音読・七回忘れる」 というプロセスです。西洋の諺 (ことわざ)に「老犬に芸を仕込むのはムリ ! 」 1)   というのがありますが、あなた方の脳は若いのですから、芸仕込みは自由自在です。「七回忘れるまで、忘れたとは言わない」と 心に留めて下さい。この心は 諺の「七転び八起き」に通じる姿勢がありますね。

♣ 他方 私は職員 皆さんがたの報告のあり方を観察しています。特養の当直報告、デイサービスの予定状況、毎朝の「朝礼」でのブリーフイング 2) で ご利用者の数や職員の健康状況などの報告があります。近年 内容や予定を「そらんじて報告」する印象的な職員が増えてきましたが、メモ用紙を読むことに頼り切っている職員もあり、その人々の顔が目に浮かびます。

♣ テレビで 各国の首相や大統領が演説するのを 私たちはよく見ますが、原稿に かじりついている某国の総理大臣演説は 説得力に乏しいですね。ごく普通の私たちだって、自分の仕事に責任ある姿勢を見せることは大事です。自分の話の中身を咀嚼(そしゃく)していれば、黙っていても 中身を 「そらんじて」いられる  し、その気持ちならば 聞き手側にも深く伝わります。報告する相手の目を見て お話しする ことは 意思疎通の基本です。

♣ 皆さん、頭の中で 物事を「覚えて報告」しましょう。ブリーフィングというものは、その中身を理解していれば メモなどは不要、口から流れ出るような言葉の中で 真実が伝わって行きます。そこで、あなた方で 必要なことは、メモに頼ることから早く脱却し、前向きの 気迫ある姿勢を見せることでしょう。皆さん方は「若い ! 」のだから、その日の予定は「そらんじて」下さい。その姿勢は あなたの仕事上の義務でもあり、それを守り抜けば、あなたは確実に育って行きます

♣ 「忘れつ 覚えつ 育ちつつ」をすることは とても大事。それが いつまでも できない人は「そこまでの人」で生活して行きます。これを守ることは どの社会の どのコーナーでも行なわれ、また役立つ人間が育つ特徴でもあると思います。

参考: 1) You can’t teach an old dog a new trick. ( 日本 = 老いた木は曲がらぬ)。 2) ブリーフィング = (今から行動開始するにあたって、行動グループに与える) 概況説明,簡潔な指令

職員の声

声1: 「七転び八起き」の精神で記憶術を実行する人は「粘り」のある人です(係り:七回忘れよ、八回目にはキチンと頭に入れるのを目標としています)。

声2: メモを見ながらケアをする . . . それは不可能です、相手の状況をそらんじていなければならない。

声3: 私は従来、メモに頼りすぎていたと反省しています。

声4: 「七回忘れよ ! 」とは、八回目には覚える訳であり、私自身が励まされます;八回目に覚えていなければ「バカ ! 」と言われても しょうがないかな、我が子にも伝えます

声5: 私は「数字」の間違いを避けるためにメモを読んでいたが、以後 数字そのもの をそらんじる !  (係り:そこが大事 !! )。

声6: 私は学生のころ、脳外科の先生に教わりました——音読しながら 「 30回 」 ほど繰り返せと;これならイヤでも覚えられました(係り:七回忘れよ ! の ずっと上を行く教訓もあるのですね)。

声7: 患者である私の顔を見ないで お話される医師があり、それでは不安です係り:パソコンの方を見ながら説明 . . . よくある風景ですが、いけません ! )。

声8: 自分が話すことを 相手の目を見て「そらんじて」話す;このことの大事さは 学生の頃から教わりましたが、なかなか実行できません;さらに努力します。

声9: 七転び八起き、音読、相手の顔を見て話す;これらは社会生活の基本です;難しいと思ってはいけないと肝に銘じます(係り:この話の翌日、さっそく 食事配達の実務数値の伝達が メモに頼らず「そらんじて」報告されていました;その姿は美しく 尊く見えました)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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