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(330) 炭酸ガス と 福祉

 (329) 炭酸ガス と 福祉     

 原子物理学者の 武田邦彦教授(中部大学)が「日本の環境」という題名で講演をされました。その主旨:「森林はCO2(炭酸ガス)を吸収しない . . .」を説明したところ、そこに同席していた ある東大教授が 驚いて言いました:――「え? 森が CO2を吸収しないんだって」。

♣ 皆さん、この話の「どこがおかしい」のですか? それはね、東大卒の武田教授が語られたのは「吸収しない」、 別の東大教授は「え? ナゼ?」と 意表を衝かれたように驚いたから です。でも 森林はCO2を吸収する」と あなたは「耳にタコができるほど 聞いた」ことでしょう。15年前の「京都議定書」には、「森林はCO2を吸収するゆえ、森林の縮小は制限」で、森林の量を各国で取引です。でも、世界のCO2の大半を排出する アメリカと中国がこれを批准しません

批准しない理由? ① もし批准すれば 石炭・石油の使用が制限され、国益が著しく毀損 (きそん)される、② 京都議定書の主旨とは異なり、森はCO2を吸収しない !! という反論です。① については、異論のないところです。② が問題ですね。

♣ ここで CO2の環境サイクルを考えましょう。A 第一の「CO2のサイクル」は、まず、植物が空中のCO2を吸収し、水と太陽の光とを合わせて「植物体」を作ることです。空中にあるCO2は 空気の わずか 0.03% ですが、「温室効果ガス」と言われ、気候を温暖化する要因だとされています。植物が育つと 空中のCO2は減り、その分だけ環境温暖化が防げる . . . これが環境学者の主な主張です。

♣ なるほど 植物は 空中のCO2を吸収しますが、B 第二のCO2サイクル、つまり動物は植物を餌として食べ CO2を排出します。植物が育つときには 空中のCO2を吸収しますが、成長を止めたり枯れたり、あるいは 稲の米を人間が食べて呼吸したりすると、今度はCO2を吐き出します。つまり、大気と地上の CO2 は安定した比率で存在し、この均衡は 近年 保たれていたのです。

大昔の話をしましょうか。地球ができた46億年前、地球の大気は 80%がCO2でした(金星や火星では 今でも96%がCO2です)。地球では、20億年前に 植物が繁茂し始め、CO2を消費し、その結果、空中のCO2 80%が → 0.03%へ 激減しました —— そのCO2は石炭・石油として地中に埋蔵され、今 人間が掘り出して エネルギーとして利用し、空中にCO2を出しています。それを「悪」と見るのですか?これ以上 CO2が減ると、植物は育たない のですよ。だから燃料を燃やして 空中へCO2を戻し 植物が利用できるようにするのは 理にかなったことです。その際 得られるエネルギーを 人類が活用することも、理にかなったエネルギーの循環なのです。

♣ さて、福祉活動は大量のエネルギー(ヒト モノ カネ 電力)を必要とします。エネルギー活用の少ない国では 良い福祉は発達しません。もし人々が 環境温暖化防止のためと称して 空中のCO2を減らせば、植物は育ちにくくなり、人類の利用エネルギーは不足し、そのあおりを受けて、福祉の進歩はとまるでしょう

♣ 文頭で述べた東大教授と同じように「え? 空中の炭酸ガスを減らしたら お年よりは長生きできないんですか?」と 驚かねばなりませんね

  職員の声

声1: 人間は 石炭・石油を いつごろから使い出した のですか?(係り:産業革命を起こした「石炭」は約250年前、「石油」は約150年前です)。

声2: 世間やマスコミは「CO2を減らせ ! 」の大合唱ですが?(係り:モノを燃やすとCO2温暖化ガスが出る → 近年の気候変動の原因だ → モノを燃やすのは反社会行為、という「説」が主張されています)。

声3: 京都議定書は「森林を温存」、「石炭石油を削減」の批准(ひじゅん)を呼びかけましたが?(係り: CO2の大半を出すアメリカ・シナは批准しません真面目なのは日本だけ です)。

声4: それはナゼ?(係り:地球のCO2は昔 80%もあり、植物がそれを取り込み、今、ほとんどゼロになりました:0.03%です——これ以下に減ると植物は育ちません)。

声5: エ !? 私は CO2は少ければ少ないほど良い環境だ思っていた ! 係り:CO2悪者説ですね?もしCO2がこれ以上減ったら 植物は衰退、動 物も息切れ、世界はエネルギー不足で深刻なデフレ、福祉や老人問題などすっ飛んでしまいます)。

声6: CO2増加は近年の異常気候の元凶と言うではありませんか?(係り:日本がその「説」を取り入れただけ です。アメリカやシナはその説を取り入れません。今、人々は温暖化と言って騒いでいるけれど、地質歴史から見れば、今の地球は「小寒冷期」にあります)。

声7: こんなに暑い夏なのに?(係り:吉田兼好(徒然草)は700年前、“京都の夏は 年寄りには耐え難く暑くて苦しむ”と書き、多くの年寄りが逝きました;逆にイギリスのテムス川は500年前ころ何度も氷結日本も寒冷化で天保の大飢饉は150年前)。

声8: 環境の悪化は悪いに決まっています —— 乱獲・荒野化・海山の汚れ —— 元をたどれば、人口が10億人から70億人に増えたことと、人生35歳が90歳になったことに原因があるのでは?(係り:計算すれば 7 × 2.8 ≒ 20、つまり100年まえに比べて20倍の密度で人々が押し合いへし合いしている現実を直視しよう ! —— 本当に100年前が理想なら、人口を減らし 寿命も検討の対象にすべきだ —— 炭酸ガスだけのせいにするな )。

声9: 福祉との関係は?(係り:日本は 国税40兆円のほとんどすべてを福祉に使っており、その原資はエネルギー依存の産業にあります。エネルギー削減は産業衰退・税収激減を介して必ず福祉の沈滞を招きます。みなさん、炭酸ガス問題を 自分の頭で よーく 考え直して下さい)。
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ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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