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(341) 敬老 の 日 2012年

 (340) 敬老 の 日 2012年   

 来月の9月17日(月)は敬老の日です。ここで「おさらい」をしておきます。

♣ 敬老の日は昭和29年(1954年)に制定されました。当初は「年寄りの日」と呼ばれていたそうです。その趣旨は「多年に亙り社会に尽くした老人を敬愛し、長寿を祝う」ことであり、固定日(9月15日)を祝日と定め、国を挙げてお祝いをしました -- その頃は まだ人生 50歳 の時代だった のですよ。しかし、9年前(2003年)、土・日に重ならないよう、9月第3月曜日に変更されました。

♣ さて、データによると、昨年度 (2011年)の日本の総人口は 1億2千780万人でした —— ピークは 4年前(2008年)の1億2千799万人から 0.2%ほどの減少です。そうです、日本の人口は年々減っていく運命です。4年前、生まれた人=106万人、死んだ人=107万人で、マスコミは人口収縮を大きなショックとして報じました。

♣ まあ、従来、日本の人口は増える一方でしたから、 「人の数が減る」とは やはりショックだったのでしょう。徳川時代、日本は3千万人の人口を維持、第二次大戦の頃には 隆盛を誇る「一億一心」の1億人に達しました。戦後 いったん六千万人程度に収縮した人口も、 アッという間に倍増の一億二千万人になったのだから凄いものです。

♣ でも、その中身を見ると 一つの「流れ」があります。戦後10年間は ひたすら「赤ちゃん」の増加 が人口を押し上げました。ところが、戦後15年もたつと、赤ちゃんの増加は一服したにもかかわらず 総人口は増える——つまり、お年寄りが「死ななくなった」のです !! そして「人生50歳」が わずか60年の間に「人生90歳」になりました —— 凄いことです !! それが日本経済成長の支え でもありました。しかし、もう 日本人は天寿に近く、これ以上歳をとれません

♣ でも 百歳老人の数は? : 1960年の100人からスタート、なんと以後 うなぎ登ってグングン増加、2011年には47,756人を記録です。50年間で500倍ですゾ !! ここにこそ「敬老の日」の意義があるように思えます。だって 今の老人が戦後の日本を支えたのですから。「もっと敬老しなければ ! 」、と思います。

♣ その損得勘定を計算する「世代会計1) で、経団連会長の米倉弘昌氏は こう述べました:60歳以上の世代は約4000万円の受益超過、60歳未満の世代では約8300万円の負担超過で、格差は1億2000万円に及ぶと計算しています。つまり 私たちは お年寄りに 「十分 報いてきたのです。良かった、ほっと安堵 !!

♣ でも、多くの老人は 「長い、長がーい老後」 の時間を持て余して 暮らしています。昔から、人間の最大の望みは「元気で長生き」でした。今もこれは変わっていませんが、27年間も世界一の長寿を享受した日本のご婦人たちは お元気ですか? 幸せですか?単に介護 申し上げるだけではなく、やはり 生き甲斐 2) をもって ご本人が「他の人や社会への貢献感のある長生き3) が価値あるのではないでしょうか?

♣ 今年の「敬老の日」に当たって私は「社会貢献感のある老後を求める ! 」を勧めたいと思っています。

  参考:パールの安全管理  1) #302 : 世代会計。 2) # 73 : 生き甲斐 -- "Reason for Living" in The Secrets of Long Life : National Geographic 11 : 2~27, 20053) # 301 : 若者と老人の役割分担。

職員の声

声 1: 質問です:① 何歳からが敬老の対象ですか? ② 「敬老」より別な良い名称は?係り: ① 65歳。② 人類の寿命は一万年ものあいだ40歳以下で、敬老の必要もありませんでした;寿命が90歳に伸びて まだ30年;これからカッコ良い名前を考えましょう -- 英語では "Respect for the Aged" で単調です ! )。

声2: 日本人は全員 笑顔で長生きして貰いたい;でも赤ちゃんが増えなければ 将来の納税者が不足して困る係り:困った民族は衰亡した、それが地球の歴史です;その対策を打たないのなら 順繰りですね、歴史に従う しかない)。

声3: 長生きは素晴らしいけど、それを幸せに繋げるのは困難 です(係り:少し前までは「元気で長生き」が願いだったのに、昨今は“長生き”が当然となって、その有難みよりも“辛さ”が強調される時代になってしまった ! 「長い、長がーい老後」を持てあます人が増えました)。

声4: 手厚い高齢者保護も悪くはないが、いっそのこと、その手厚い保護を 将来を担う「赤ちゃん」と「子供」にシフトしたらどうか? (係り:いつも問題になる政治案件です:赤ちゃんは選挙権をもたず、若い子育て夫婦は投票所に行く習慣が少ないので、その実現は期待薄です)。

声5: キチンとした栄養と医療;これさえあれば、人間はどんどん長生きします(係り:繁殖に関する遺伝子寿命は 50歳で 一万年以上 不変ですよ;また 近年の知恵を絞った延長寿命だって 100歳が限度いっぱい と感じませんか?)。

声6:  長寿は悪」ではない !  悪いのは老人の生き甲斐の欠如、それと 若者から徴収する過度の税金」です(係り: 要介護 5 なら年間 お一人500万円は必要 です;日本の 家族持ちのサラリーマン、平均年収は420万円です;全額を捧げても お年寄りお一人を支えられませんね。しかも —— 日本では、引退組が現役組より「生涯恩恵」が1億円を上回る現実がある ! 1) マザー・テレサ のように「お金はないが、愛はたっぷり」から学ぶべきです)。

声7: 高齢であっても「人のため・社会のため・赤の他人のため」に尽力している人は 本当に尊敬に値する;元気で若いうちから それを志す姿勢が 今後の私たちの課題でしょう。
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ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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