(1) 万年目の亀

 亀は万年生きると言われ、長生きの象徴を表す言葉です。しかし、いかに亀といえども、万年目には死ぬわけですね。あなたの前にいる亀の寿命はあと、何年でしょう? わかりませんね。つまり、長生き・元気なお年寄りでも、明日が万年目かもしれない のです。このことは、特に「骨折」について当てはまるようです。ご利用者への注意を重ねながらも、十分な危険管理をしましょう。

職員の声

声1: 私は「万年目の亀」をよく実感します;だって、何もしないのに 電気スタンドの球が よく切れます(答え: 普通の電球は およそ2000時間使用で切れる設計です、ただし統計上のバラツキがあります。もし「よく切れる」のが本当であれば、キチンと記録を取ってみてください。平均値は2000時間に近いはずです)。

声2: 在宅介護で洗い物をしていると、水道のカランが壊れました(答え:モノが壊れたり割れたりする場合、万年目の亀かもしれないし、扱いが乱暴だったからかもしれません。事前に壊れそうな予想に気が付くと良かったですね。ご利用者との信頼関係が問われる瞬間です)。

声3: 私はデイサービスで76歳の方のトイレ介助をしました;立ち上がりの時 よろつかれましたが、歩行はしっかりでした;自宅に帰ったあと腰痛があり、救急で病院受診したところ、右大腿骨骨頭の粉砕骨折でした。(係り:典型的な”万年目の亀”ですね;80歳、90歳になると さらに頻度が増えます。

声4: 亀って 本当に万年生きるのですか?(答え:万年の証拠はありません。しかし、冷血動物で防御型の生き方をする生物は一般に長命です;その上 日本では「鶴亀」のお祝いムードです;万年でいいと思いませんか?)。(* ガラパゴス亀の最年長記録は150歳です(Thomas Kirkwood: Why Can’t We Live Forever? in Scientific American 9:42, 2010.)
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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