(406) 介護展望を みんなで 書く

 (406) 介護展望を みんなで 書く  

 パールでは 4月から「パールの介護展望」を ブロッグで始める予定です。発表者は希望する職員、掲載は 既存ネット「社会福祉法人パール」内の「パールの介護展望」の蘭、内容は 日々経験する介護の話題を 独自の論調で 全国に発信して行きます。

♣ まだ皆さん方は慣れていないので、今日は「文の作り方から演習」して行きます。論調 (せい) (はん) (ごう) の形式で、結論は 分かり易く「三つ以内でまとめましょう。「正」とは“提供する話題”を、「反」は“賛否の意見”を、「合」は “正反二つの話題を統合した自分の卓見 (たっけん) ”で、“パールならでは”の経験に基づきます。結論を三つ以内とする理由は、人間の記憶構造に由来します:つまり「グー・チョキ・パー」の三つならば 直覚的に“覚えやすく”、また“賛否の姿勢”が楽に決められるからです。ちなみに、「法人パールの三理念」は 人間の「尊厳・個性・共生」の三本柱ですが、これも その昔、「三つ」にまとめて決めたものです。

♣ さて本論: まず、 「正」の話題例として「パールの安全管理・ # 404 : 介護・大家族・世相」 を取ります。その中の“職員の声 (4) ”は次のようでした:声4:延寿は素晴らしいことですが、その代償としての少子化は有難くない です(係りの答:地球には 暮らせる住民の定員があります —— 老人が100人増えれば 子供を100人減らすのが理 (ことわり ) です:太陽の恵みは そのへんが「限度」のようですよ)。

♣ ここに挙げた職員の声(4) の「正」の意見は、 「延寿」は素晴らしいこと(= 単に齢をとることではなく、国民の平均寿命を延ばすこと)に賛同の意を表しています —— つまり、日本女性の平均寿命は 今年 88歳ですが、年々延びて やがて 90歳、そして100歳も夢ではなく、おめでたいことだ と推進します。でも その代償として、子供の数が減るのはイヤだ、と釘を刺します。少子高齢化への警鐘ですよね。ここまでが「正」に相当する意見の紹介です。

♣ 次に「反」の意見は やや異なり、「老人の数が増えたのなら そのぶん 子供の数が減るのは 自然界の理 (ことわり ) ではないか」、と反論します。ここで問題なのは、自然界にそんな理 (ことわり ) が存在するのかどうか 未定ですよね。自然界には「ねずみ算」と言って、繁殖の世代ごとに増える、というのは よく聞きます。また 天地創造の昔、神様は アダムとイブに向かって「産めよ 増やせよ ! 」とおっしゃった、というのも有名です。だから、年寄りの数と子供の数の合計を一定にせよ、を 理 (ことわり ) として主張する「反」の意見は 容認出来かねます

そこで 三つめの「合」の流れで「正・反」の意見を統合します:つまり、惑星・地球号に住める住人の定員は 100億人程度だ;無法図に増える事だけを考えるのは“浅はか”だ、と諭 (さと) します。ナゼなら、地球に住む生命の源は「太陽のエネルギー」由来であって、それは 厳密に一定 であり、人間の望みは その範囲内でやり繰り しない限り、破局的な争いの勃発で 大きな不幸が訪れる、との意見です。

♣ さて、ここでは明瞭な「結論」は書かれていませんが、それは おのずと読者が下すことができます:つまり、“延寿の限度を延ばしたい 感情的な願い”は「地球環境」の中で 自問自答によって 静かに納得したらどうか、との結論です。

♣ 上記のサンプルのように、来年度からの「パール介護展望」の書き方の演習をしました。 さあ、皆さん こぞって アイディアを出し 頑張りましょう。

 参考:   パールの安全管理 # 404 : 介護 大家族 世相。

職員の声

声1: 「介護展望」をみんなで書くって、ワクワクします(係り:皆さんのアイディアを全国発信する予定です ! )。

声2: 分かり易い文体でパールの介護取り組み姿勢を発信して行く;この趣旨に大賛成です。

声3: 自分の説明と 反対の意見の両方、を活かしながら結論を結ぶ方法を創意工夫したい(係り:このやり方が 「正・反・合」の論理訓練になり、その上、日々実践する介護行為の確かめに繋がります)。

声4: 私は文章を書くのが苦手:今回「結論」を三つ以内で、と習ったので 話をまとめる手掛かりを得た気分です(係り:井戸端会議なら結論は不要ですね;逆に 結論が四つ以上になるような会議は、結果を覚えて貰えにくいです——人間、「ジャンケンポンの三つまでは結果を直観しやすい」;この性質をうまく利用しましょう)。

声5: 私は「起承転結 (キショウ テンケツ) なら知っていたが 「正・反・合」は分かり兼ねるナ(係り:難しく言えば、哲学者・ヘーゲルの弁証法だけれど、そんな哲学は抜き ! テレビで「探偵ごっこをすするでしょう?—— あいつが犯人か? (正) 、いや、アリバイがあるぞ ! (反) 、でもアリバイは崩れないか? (合) 、→ かくして予想外の犯人が捕まる (結論) . . . 一人10分程度の意見発表会では、「正・反・合」形式が一番使い易く、聞く人も分かり易い ですよ)。

声6: 私は「書き方」については「5W1H」を習いましたが、「正・反・合」と比べて どちらが良いでしょうか?(係り: 「5W1H」とは、What, Who, Where, When, Why, Howの頭文字六つを取ったもの:お分かりのように、新聞記者ならでは の心得です;しかし意見討論では、状況叙述を省き、大事な主張を「正・反・合」の三つで、短く要領よくまとめるのが賢い と思います)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

最新記事
全ての記事一覧
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
QRコード
QR