(409) 養老本能とは?

(409) 養老本能とは? 

 生物の基本的本能には 生まれたら「食べる」、育ったら「繁殖する」、鳥類・哺乳類なら「育児する」、そして最期には「死ぬ」;この四つの特徴があり、遺伝子の中に取り込まれた行動パターンである。だから「本能」とも言われる。誰に教えられなくても 「できる ! 」。

♣ 人間に限った行動パターンは、歴史的にに、忠・孝・仁・義・礼・智・信などの徳目が、“相互に”約束された。介護の世界で「孝」とは「親に無限に尽くす」ということであり、近年 おおいに問題の多い所である。これら徳目は 人間相互に約束された場合に限って有効であり、相手が その徳目を無視すれば“無いも同然”となる。

♣ 最近の 中国・韓国は 仁義礼智信を無視している。「だます、盗む、たかる、嫉む(やっかむ)」が基本のように思え、徳目に反するその有様は信じがたい。歴史的な徳目の重要さを尊ぶ日本は あまりに度重なる両国からの無礼さに反論することをやめ、無視する方針となった。徳目とは「遺伝子に埋め込まれた本能」ではないため、やむを得ないのだろうか?

♣ 話題を変える。およそ5億年前 地球に生命が現れた。その頃の生命遺伝子の特徴は、「産めよ、増やせよ」だけで、産んだ子の世話はしなかった。特に魚、両生類(かえる、とかげ類)は、卵を産むだけで育児本能を持っていなかった。

♣ ところが、約6000万年前頃 発生した新しい生命「鳥類」は、強い育児本能を持っていた。また、哺乳類の母親も、自分の体の一部(乳汁)を分け与えて子育てをするほど の強い育児本能を持っていた。この「子育て本能」は 単に親など 周りから聞き覚えた行為ではない。鳥や哺乳類の育児行為は遺伝子の中に組み込まれている、思考抜きの「本能」なのだ。

♣ 私は、精神科のO先生の話を思い出す。「一般動物は親孝行をせず、孝行は遺伝子に組み込まれた本能ではない !だから血の繋がった息子や娘でさえ、長い親孝行は無理だ。ましてや血の繋がらない舅・姑」の介護を嫁に託す考えは、生命進化の流れから見て時代錯誤と言われた。つまり、鳥類・哺乳類の育児本能は6000万年の背景に裏打ちされているのに対して、 養老の行為は たかだか 100年位の背景しかないのだ。

♣ しかし、もし養老の徳目が育児本能のように、遺伝子の仕組みの中に組み込まれ、思考以前に 養老本能が発揮できれば 大変 有難いことではないか!そうなれば、子たちは、育児本能と同じように、我が親の養老を本能的に行うだろう。そして 日本の「良き徳目である養老は 中国や韓国の風習と異なり、息を吹き返す だろう。

♣ しかし、考えてみれば、6000万年の背景がある「育児」と、背景が わずか100年の「養老」とでは 「格」が違う。養老が本能として遺伝子の中に組み込まれるのには 今後6000万年を要する のかも知れぬ。

♣ そこで 私は養老が なるべく早く遺伝子に組み込まれるための過程を3つ程、考えた :つまり、養老がきちんとできた子に対して、① 国が「養老賞」と名付ける栄誉を与え、褒め称える。② 子でなくても、養老のお世話が本能的にできた人には 財産分与を認め、「特殊養老勲章」を授ける。③ 育児」と「養老」は 同格の 尊い生命行為であり、このことを説き薦めるキャンペーンを張る

♣「親孝行 したくないのに 親がいる」――このような「川柳」で もて遊ばれないために、あなた自身の養老本能を よーく よーく 考えてみよう

 参考:  パールの安全管理 # 373 : 老々介護の行方。

職員の声
声1:
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

最新記事
全ての記事一覧
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
QRコード
QR