(411) 人生を エンジョイ する

  (411) 人生をエンジョイする

 私がアメリカ生活2年で印象的だったことは あちこちのパーティーやボランティア活動をしたあと 必ず聞かれた 次の言葉です:―― “あなたは 会を楽しみましたか?” (Did you enjoy the party ?)。答えは “ええ もちろん愉快にやりました”( Yes, I enjoyed it very much ! )。日本語で〝エンジョイ“と言えば「享楽的」「贅沢に 豪華に」というムード がありますが、英語なら「 自分の時間を 自分なりに有意義に過ごす」ほどの意味です。だから 子供たちと遊ぶ;図書館でゆっくり本を読む;テニスの練習をする . . . など みな エンジョイ です !

♣ ところが 日本は「二宮金次郎」の国 です。艱難刻苦 (かんなん こっく) でなければなりません。上記の「享楽・贅沢」という印象を 他人に悟られては〝申し訳ない ! ”。だから 日本語で返事するなら 「楽しかった ! 」と言う前に「イヤー大変でした ! 」とか「もう へとへとよ ! 」となるでしょう。同じ事の表現でも ずいぶん 匂が 違いますね ! そして、私が今日 お話したいのは この表現法の心理学です――だって今、アベノミックスが掲げている「三本の矢」の基本は このことの理解に深く関係するからです。三本の矢とは 400年前の戦国の大名・毛利元就 (もうり もとなり) が三人の子供たちに伝えた「協力の意義を“矢”にたとえ」、 一本の矢よりも三本の矢のほうがずっと強力 であることを教えた故事によります。安倍総理は長州の大先輩・毛利元就の三本の矢を デフレで悩む日本の政策推進のシンボルとしました。 ① は金融政策(円安を誘導、2%目標のインフレ)、② は財政出動(日銀の協力で円を印刷・二倍 供給)、③ は成長戦略(机上の金儲けではなく、実業の促進)です。

♣ ① ② は お金の大事さを強調するものですが、ホリエモンや村上ファンドの金転がし経済なら、電話一本で「濡れ手に粟」と儲けますが、「実態経済」がなければ 国の繁栄はありません。では、③ 実態経済って何か?それは「商品やサービス」が そこに実在すること です。

♣ 金融経済 ① ② と 実態経済 ③ は車の両輪のような関係です。① ②だけが大手を振るっていると、カラ売り・カラ買い・デリバティブなど 決算が済むまで 人の心は 鬼のヤミに包まれます が、 ③ が尊ばれれば、 経済は全うに前進し、私たちは「人生が」素直にエンジョイできる」ようになります。① ② には危険が伴うので、政府もメディアも「二宮金次郎」的な生活を理想として艱難刻苦を国民に押し付けます:いわく「贅沢は敵だ」「ゴミを出すな」、「資源が枯渇する」、「もったいない」「節約に励め」 . . .それに従うと、デフレになって給料は減り、日本は国力を失って周辺国にバカにされ、社会は暗くなって夢を失いました ―― 私が小学生だった頃の日本を思い出します。

♣ でも今、日銀が「人生を楽しんでください」と言う機運になりました。それを素直に受け「贅沢」をしてみましょう。「この際、みんなで楽しくやろう!」といえば、日銀の決定を日本社会は活かすことができます。

♣ でも すっかり洗脳された日本人が「人生を楽しもう」ということになるかどうか、そこが景気回復の鍵でもあるし、専門家が「実体経済」と曖昧にしないで、「消費を盛んにして楽しみ、未来に明るい夢を持つこと です」と言う勇気があるかどうかで決まる。

♣ これからの若い人のためには、ご年配の人が自らの人生訓を見直し、日本が国力を高めるには、若い人が夢を持つには・・・を素直に考える事ができるかも問題。

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