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(426) 福祉の国民負担率

  (426) 福祉 の 国民負担率

国民負担率」とは、国民所得に対する [ 租税負担率+社会保障負担率 ] の合計の負担率である1)

♣ 日本の国民負担率は 38.3% であり、スエーデンは日本の約2倍の62.5%だ。今後、日本でも2050年には 老人人口の増加により 国民負担率が70% 近くに上昇し、現在のスエーデンの負担率を越える と試算されている。そのスエーデンは 福祉パンクで やがて国が崩壊する と報じられた2) 。日本はその道を後追いせず、対策として 二つの方法 (A) (B) がなされるようだ。

(A) 給付の抑制: 給付の水準を3割カットすれば、国民負担率は55%で済むと言われる1) 。これならドイツ・フランスの国民負担率に近く、多老社会をしのぎ易い。その3割カットの中味は ①:年金を抑制する;②:社会的入院の抑制効率的医療の実施などがある。

♣ ① は、給付の初年齢を上げ 給付額も減らし、年金を3割カットと言うから 凄いことだ。

♣ ②:社会的入院は 正直 減らしたい ― その根本対策が誰の頭にも浮かんで来ない。

♣ 効率的医療とは、社会貢献度のない医療を停止すること:―()老人透析・延命胃瘻は各2兆円に登る3)

(B) 老人人口の抑制: 老人人口比率が23%から40%に増えるのを なんとかして 阻止したい。そこに 立ちはだかるのは 日本固有の「情 = 建前 」である:― つまり 政府は“老人を大切に”と言う建前標語で老人を優遇して 老人数を増やしたいのか、それとも 本気で財政上の理由で老人数を抑制したいのか? どっち付かずでは「予算の3割カット」は不可能だろう。

♣ 過去に不可能を可能にした特別な例は:― (イ) ナチスのやり方:ユダヤ人の存在を非合法とし、財産没収・アウシュビッツのガス室で命を灰にしてしまった:(ロ) サッチャーの工夫:老人透析の60歳定年制を実施、国政の衰亡を防いだ。

結局、「3割カット」とは 悪夢のカットであり、矛盾だらけだ。

頼みの綱は、結局、 老人人口を増やさないこと だろう。つまり、老人だけの幸福ではなく、「国民全体の幸福」を考慮することである。昔、老人の数は少なく ブラブラ 楽( らく )をしても支障はなかったが、今の老人は なにせ数が膨大、年金・医療・介護費用が莫大 で 若い納税者は苦しめられる。それでは 老人を尊敬できない。やはり 「働かない長生き」は国を滅ぼす 。再度 繰り返すが、全国民が健全に生き延びる 真の解決は (B)「老人人口の抑制」に集約されよう。

♣  結論: “ケセラセラ”(成り行きまかせ)では 国の予後は悪くなるばかり 。「やせ我慢」=「決断を延ばすこと」で お茶を濁すだけにならないよう みんなで 福祉の負担率の問題を考えていきたい。

   参考: 1) 武藤敏郎:日本経済と世界経済の動向、学士会会報 No900 p13 2013. 2) 安全管理 # 417 : 福祉における 費用対効果。3) 安全管理 # 354 今年の胃瘻情報。

職員の声

声1: やがて 国民の負担率が 38%から70%に増え、老人だけが楽( らく )をする、そんな社会で良いのか?係り:庶民( = 納税者)は食うや食わずの貧乏で、王様(= 老人)だけが楽 ―― それは良くない)。

声2: 福祉予算の配分が 老・若で 5.2 対 1 ですって?年中遊んで暮らす老人を なんでそこまで優遇するの? 医療・介護など「ここから先は自費です」と 遠慮なく申し付けるべきだ ―― 自然界の動物は時が来れば「静かな死」を迎える ―― 老人の死も 過剰医療でなく自然な死」から学ぶべきだ。

声3: 国民負担率が多ければスエーデンでさえパンク状態だ;老人の幸せだけでなく、国民全体の幸福を考えるべきだ ―― 今 ブラブラ遊び暮らしているのは老人だけ じゃないのか?

声4: 私は電車の席で 疲れて寝ていたら“席を譲りなさい ! ”と一老人に叩き起こされた:最近 尊敬できる老人が減った ような気がする。

声5: 老人人口が増えるのは「働かない人口が増える」ということであり、養老経費の増大で社会が壊れる

声6: 高齢者は今の日本の礎を作った ~ そして高齢者は 自分たちの人口の増加により その日本社会を崩壊させつつある ―― 高齢者の存在意義はどこにあるのか?

声7: 年金給付金がカットされるのは やむを得ないのでは? “それでは暮らして行けない”と不平を言う人は 死ぬっきゃナイよ係り働かない年寄り は、今後、 く じ引きによる割当制で決まる だろう;今のように 誰でも自由に老人になれる時代は もう終わった のだ;納税者が養える人数だけがエリート老人になれる ―― 日本全国で300万人くらい ―― もちろん蓄えのある老人は 自費で どうぞ ! )。

声8: 貰える年金額に不満があっても、なにせ 工夫をしなければ ! (係り:年金を貰っている人たちは異口同音に「不足だ ! 」とぼやく;同じように「国」もぼやくよ ―― あなたがた、長生きする人が増え過ぎなんだよ . . . . 今の 1/10 程度の人数で勘弁して下さいよ ! )。

声9: 将来 退職金も年金も貰えない、と聞き不安だ ―― 対策は「貯金+健康」だろう(係り:そもそも 半世紀先の生活を保証するなんて、どの国でも不可能、インチキ臭いだろう? ペテンだよ)。

声10: こんな高齢社会では、何をどれだけ節約するかって 訳も分からないね ―― 頼りになるのは「自然な寿命とは何か?」を考察し ”建前( たてまえ ) 倒れの虚言”を当てにしないこと ではないか?)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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