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  (505)  赤ちゃんを 増やす

   (# 505) 赤ちゃんを 増やす

 仕事柄、「平均寿命」 だの 「老人オーナス」 など、お年寄りの話ばかりで 気分が滅入ってきたので、180度 気持ちを転換して 「赤ちゃん」 の話を始めよう。

♣ 日本中が 「少子高齢化」 、正しくは 「多々老・少子化」 の問題で行き詰まっており、納得のいく解決案にたどり着かない。その基礎にあるものは、日本の戦後福祉が初期には 「救貧」、続いて 「老人対策」 に向かった歴史があるのだろう。2000年 には介護保険が設立されて以後 16年 、老人問題が一服したところで 2008年 以降には日本の人口が減り始めた。以前から警鐘が鳴らされていた 「少子問題」 に火が付いたのだ。先進国に皆 共通と言われる この問題 . . . 気が付いてみると、日本が世界で一番 深刻らしい。

♣ 知恵者たちが活発な議論を始めたものの、日本の社会環境の中で 納得のいく解決案は 五里霧中。下手をすると、日本はこの問題で国運が尽き、三等国家 に落ちぶれるかも知れないと囁かれる。既存の政治家や社会学者は 過去の 敬老行政の成功体験が邪魔をして 窒息感の中でもがくばかりだ。 ひとつ ここで我々の自由な発想を役立てて 少子化の解決に貢献してみようではないか。
赤ちゃんを増やす

♣ 日本では 過去 8年 で 16人 の 「少子化担当大臣」 が任命されているが、なかなか実績が上がらない。だから在野の意見が百家争鳴となる ―― フランスやスエーデン はこの問題を解決しているではないか、と。私の集めたフランスの情報では ① 生まれた子とその親に ビックリするほどの過分な補助金を出す ; ② 子を産むのに結婚の有無を問わない; が中心であり、その結果 子が多く産まれたが、国力 ・ 経済的 にはお隣の ドイツほどには うまく行かなかったようだ。日本は 老人保護のため すでに大金を使い果たしているので ① の実行は不可能 ; また社会伝統により ② も不可能; さらに ③ 国民の性格から移民も気乗りしない。要するに フランス ・ スエーデン方式 からは学べない。

♣ ちまたの意見の幾つかを見ると: ―― (イ) 住宅事情の改善 ( → 子供の数ほど部屋が欲しい)、(ロ) 家政婦の援助金( → 主婦が外で働くため)、(ハ) 育英資金の充実( → 子供たちに高等教育を受けさせる) . . . などなど。これらは言ってみれば、旦那の給料を 3倍 程度に増やすことに他ならず、上記のフランスの ① と同じ理由で日本は、植民地を持たないから、できない。けったいなアイディアとして、一夫多妻制 ( → 噴飯もの )、不妊治療の無料化 ( → 一人っ子対策には役立つ )、堕胎の禁止 ( → 20万人 程度の効果があるか?)があるが、大臣殿はどれほどの決断をなさるか?

♣ そもそも、社会が豊かになると ナゼ 少子化になるのだろう? 2千年前 に繁栄した 大ローマ帝国にも 貴族の間に この問題が浮上して、アウグスツス帝も緊急令を出して 出産を奨励したほどである。日本も戦後の ‘団塊の世代’ を過ぎ 国民所得が上昇するにつれ 少子化が訪れた。世界的にも、貧乏人の子沢山と言われるから、これこそ人間の本性なのかも知れない ―― 動物なら栄養が豊かになれば ‘数が増える’ 反応だが、人間の場合は 増えずに ’個人が楽 (らく) して 太る’ だけ。

♣ ところで、多くの議論は 主に 「育児」 に向けられている。親の苦労はもっぱら育児であるから当然でもあるが、でも 少子化対策は 「出産」 から始まるのだ ! 出産は女性の身体生理に負うところが大きい。日本では戦後、女性教育は女学校までが主流であった。卒業後、女性は 「家事見習い」 と称して十代後半を自宅で過ごすか 近所でアルバイトをしたものだ。

♣ つまり こうして いつでも嫁入り準備完了の時期を過ごす。 当然 結婚も早くなり、出産適齢期は 18歳 ~ 42歳 と2 4年間 に及ぶ。これに対して、近年では高校卒業で 18歳 、大学進学では 22歳 まで結婚する機会は減る。その上、女性の社会進出 ・ 個性の育成などが関与して、今や日本女性の平均初婚年齢は 29歳 、初児は 30歳 までに遅延している。女性は、古今とも 37歳 を越えると 妊娠頻度が低下し、挙児困難となる。つまり今時の女性は 30歳 ~ 37歳 の間しか子を産むチャンスがない。これこそが 日本の少子化の根本原因であろう ! 政府がいくら 「育児」 に予算を付けても、生まれていない子供には役立たない。

♣ 著者夫婦の兄弟姉妹は合わせて 19人 、 20歳 未満で死亡した子が 6人 いたけれど、いづれの母親も 20歳 で結婚、42歳 まで出産する 昔ながらのパターンであった。現代にこれを推奨しようとは思わないが、いくら何でも今の平均出生数の 「1.4人」 は 酷すぎると思わないか?私は 高齢結婚 こそ少子化の第一原因であると思う。それは女性の自由なのであろうが、この自由を主張している限り、日本の少子化は避けられず、国富は減退、日本は三等国に転落するかもしれない。皆さん方の意見を聞きたい:―― 育児の問題もさる事ながら、高齢結婚を避ける名案を述べて欲しい。このことを社会に訴えてみようではないか。  

結論: ① 少子化への主な既存の対策を述べた。② 育児の問題に並んで、高齢結婚こそが 少子化の第一原因であることを示唆した。2096字

職員の声

声1: 日本の 歴史 ・ 国土 の広さを考えると 1億2千万人 は多すぎるので、本腰をかけて ‘少子’ を問題にする必要はないだろう . . . 国民を ‘数’ ではなく、‘幸せ’ の見地から検討すべきだろう(係り: 過去 8年間 に 16人 もの ‘少子化担当大臣’ が任命され、何の効果も上がらなかった経緯をみると、政府に少子化検討意識は薄いようだ)。

声2: 仮に 「出産適齢期」 が 45歳 に延びたとしても、子の数を増やしたいと思う親がいるだろうか?―― 要するに ‘少子’ の問題は 出産よりも育児の困難にあるのではないか?(係り: 現在は、35歳 ~ 45歳 のお産は不妊治療との格闘であるから、もし 45歳 までが適齢期となれば 出生数は ドッと増える だろう . . . しかし高齢母体の健康問題が新たに現れるかもね)。

声 3: 不妊治療は 時間的にも経済的にも大変 ( 100万円 はサッと消える);産科医は ‘30歳 ならまだ産める’ と激励してくれるが、子の数は限定されてしまう(係り: 20歳 頃から産み始めれば 不妊治療はまず不要 ; 日本は ‘良き昔’ を捨て、悩み多い現在を選んだのだから 「自業自得」 とも批評されている)。

声4: 女性の社会進出 → 晩婚化 → 個人の自由 → 少子化 、この流れを変更しようとすると “セクハラ” と非難される(係り:つまり日本の人口減少 → 三等国への没落 は避けられない運命であり、日本人は問題解決能力のない 愚かな国民と言えるか?)。

声5: 日本では選挙権年齢が 18歳 に引き下げられたが、若者たちは 国情や少子問題にトンと無頓着だ(係り:今朝の TV で紹介されたアンケートでは、日本の 20代 の男女若者の半数近くが 「恋愛や結婚」 よりも、「夢を追いたい、仕事に熱中したい」 ことを選択していた . . . 草食動物だって子を増やすことに熱心なのに、子孫への興味がないコイツラは 「淘汰」 されるだけだ ! )。

声6: 面倒な事はイヤなんだろう?(係り:自分以外の人にサービスし 責任を持つ ‘面倒さ’ は真っ平御免、というのが若者の風潮だ . . . 老人介護もイヤ、家族のケアもイヤ . . . はたして、国と親の師弟教育は正しかったのか?)。

声7: 経済的に豊かな生活なのに ナゼ子供を作らないの? 子育てはとても楽しいことなのに。「辛い」 という文字に ‘ひと文字’ を加えると 「幸せ」 になるよ(係り: 異性に愛を感じれば 子が欲しくなるし、子は自分の分身だから 一緒にいると この上なく幸せなのにね)。

声8: 高齢結婚こそが少子化の第一原因である ! (係り: 10年 まえ {平成5年} までは 「高齢初産」 は 30歳以後 とされ、産院には その合併症の警告が貼り出されていた。ところが今 それでは多くのお産が 高齢初産となるので、高齢のご婦人方に ’おもねって’、「高齢初産は35歳以後」 と書き直されたが、女体の出産危機が緩和された訳ではない . . . そのうちに 「高齢初産は40歳以後」 と再改訂されるかも知れないが、‘ごまかし’ はほどほどにして貰いたい)。

声9: 少子化を防ぐためには、まず老人保護政策を見直して 赤ちゃんに回すお金を増やす ―― 選挙権を 0歳児 にも与え、親が代理執行する ―― 定年になったら 選挙権を没収する(係り: 今の “老人多数決” の民主政治が続けば、こんな ‘荒療治’ の意見まで出てくる . . . やはり 長期将来を見通す心で社会を運営したいですね)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
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