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(46) 五常 (ごじょう)

(46 ) 五 常 (ごじょう) 

  今日の「安全管理」では、人生の「基本」に関することを述べ考えます。

♣ 私の孫娘が今年から会社勤めを始めました。中堅会社ですが、現在は、お行儀見習い中で、先輩のお局(つぼね)さんたちに、一カ月間 集中的にしごかれているそうです。パールでは 人を「しごく」ことをしませんが、福祉に必要な知識・手技およびリベラル・アーツの指導で、若きも中堅も すこやかに育って行くことを期待しています。

♣ 今から、およそ2,500年まえ、中国に孔子(こうし)という思想家がいました。仏さまや、キリスト・モハメッドなどは、みな彼の後輩です。孔子より前には、思想を記録する「紙」がなかったそうです。したがって孔子の思想(儒教・じゅきょう)は、紙に記録できた思想の第一号だったかも知れません(竹簡かも)。その孔子の思想を煮詰めて述べると 五常(ごじょう) になります。日本の歴史は、この五常を基本とした儒教社会でした。今でも、その基本は変わりません。それは「仁・義・礼・智・信」です。(戦前はこの五常の前に「忠・孝」というのがあって「七常」と言われました)。私が通った山口県萩市の明倫小学校では、クラスの名前が「一組、二組 . . . 」ではなく、「仁組、義組 . . . 」などであり、言葉の意味を知る以前から五常に慣れていたのを思い出します。

♣ ① :儒教における最高徳目で「思いやり・いつくしみ」を説きます。「医は仁術なり」と呼ばれたりしました。② :人として守るべき正しい道を指します。「義を見てせざるは、勇なきなり」などの諺もあります。①とあわせて「仁義」という言葉の基にもなりました。③ :人を敬うこと。これは「仁」の意味を形に表したものです。②とあわせて「礼儀」とも言われます。④ :善悪を知るための知恵です。悪にだまされることなく、自分の「義」を守るための知恵。⑤ :ウソのないこと、人に信用されるように行動すること。

♣ ここで、あなたは「モーゼの十戒」を思い出しませんか? モーゼは3,500年前のユダヤ人であり、孔子よりも さらに千年の先輩、その教えは石に刻みこまれた「神との契約の言葉」だそうです。「十戒」は「十の戒め」であり、親を敬え・殺すな・盗むな・姦淫するな・隣を羨むな . . . などの 社会生活で必須な十の戒めが刻まれています。孔子以後の諸宗教は、覚えられやすい数を数えて 同じような姿勢で教えを述べています。ここで一番大事なこと、それは古今東西、社会的に優れた人は、みな、五常を身につけた人であることです。

♣ いまどき儒教などと言ってもカッコ良くありませんが、中身の五常だけは頂いて、心のステキな人物になってはいかがでしょうか?

職員の声

声1: 私が社会人になって初めて働き始めた頃を思い出します;責任の重さ・礼儀など「五常」はまさに[基本]でした;初心に戻って日々を反省します。

声2: 今の10代~20代の人たちは五常を身につけているだろうか?特に「仁」= 「思いやり いつくしむこと」が大切です。

声3: 2000年も前の人たちの思想が現在にも通じる、つまり彼らは「頭が良い」と感心します、私も立派な人間になりたい(係り:頭の良い人は 孔子以前にいたのかもしれませんが、なにせ、記録が残らなかった)。

声4: 五常の「五」という数は 六~十などと増えるでしょうが、「五」がちょうど良い;増えると覚えられなくなる。

声5: 立派な教えです;でもその実践には大いなる努力が必要です(係り:ジン ギ レイ チ シン、と暗唱しましょう)。
プロフィール

ふじひろパール

Author:ふじひろパール
「ふじ」=新谷冨士雄
「ひろ」=新谷弘子

社会福祉法人 パール
安全管理 ふじひろのページ

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